この記事はスキレット・ダッチオーブンなど鋳鉄製の調理器具を買った方向けのお手入れ方法をまとめます。
この記事を読めばスキレットやダッチオーブン等の鋳鉄製調理器具のお手入れ方法がマスターできます♬
しっかり手入れすれば市販のフライパンよりも長く使用できますし、使えば使うほどに油なじみがよくなって料理が焦げ付かなくなるのでとても使い勝手が良いですよ♬
スキレット・ダッチオーブンのおすすめ商品についての記事は私も愛用しているコスパ抜群のニトリスキレットを紹介していますのでこちらをご覧ください♪
シーズニングとは油ならし。錆びにくく、焦げ付きにくくさせる。
スキレットのお手入れのことをシーズニングといいます。
シーズニングとは油ならしのことです。
シーズニングの目的は2つあります。
- 購入したてのスキレットの多くが錆防止のワックスを塗られているため、シーズニングでこのワックスを落として油の膜を新たに張ってあげる必要がある
- スキレットに油を塗って膜を張ることでスキレット自体を油でコーティングし、錆の原因である酸素に触れさせないことで錆びつきにくく、焦げ付きにくくさせる
また、シーズニングは初回だけでなく使うたび、または焦げ付きやすくなってきたときに実施してください。ちなみに私は使う度に簡単にですがシーズニングを行っています。
何度もシーズニングを繰り返していくうちにブラックポットと呼ばれる黒光りするような状態になり焦げ付きにくい使いやすいスキレットを手に入れることができますよ!
シーズニングに必要なもの

- スキレット
- スキレットカバー(鍋掴みなどでも可)
- 食器用洗剤(中性)
- たわし・スポンジ
- 無塩油(サラダ油・オリーブオイル)
- キッチンペーパー
- 箸
- クズ野菜(根菜類や香味野菜がおすすめ)
なお、食器用洗剤が必要になる場合は買ったばかりで錆止めのワックスが塗られている場合になります。普段のお手入れでは食器用洗剤は使用しません。
シーズニングに油はベニバナ油やアマニ油、えごま油、クルミ油などの乾性油が適しているといわれますが無塩の油であれば特に気にする必要はないです。ニトリスキレットの取扱説明書も無塩のオリーブオイルか食用油でのシーズニングを行っています。
クズ野菜は鉄臭さを取るために香味野菜などをおすすめしていますがなんでも大丈夫です。
シーズニングをやってみよう!
では実際にシーズニングの工程を写真付きで説明していきます♬
錆止めワックスを洗い落とす

多くのスキレットは工場出荷時に錆止めのワックスが塗られています。そのため、最初に塗られている錆止めを洗剤とスポンジを使用して洗い流してください。
2度目以降のシーズニングに関してはこの工程は飛ばします。
スキレットを火にかけて水分を飛ばす(空焚き)

洗い終わったスキレットを火にかけて水気を飛ばします。
私はいつも強火で水分を飛ばしていますが説明書には弱火~中火でと書かれています。(笑)
急な温度変化は破損や変形の原因になるため中火程度がいいかもしれません。
スキレットが熱くなりますのでスキレットカバーなどを使いやけどに注意してくださいね!
やけどについての基礎知識や応急処置方法については別記事でまとめていますので興味がある方は読んでみてください。
無塩油を全体に薄く塗り加熱

キッチンペーパーを使って全体に油を塗っていきます。側面や裏側、持ち手部分も忘れずに塗ってくださいね。
油を塗り終わった後は中火程度で加熱します。
油煙が上がり換気扇が汚れたり、家の中が鉄臭くなるのでできればカセットコンロなどを用いて外でシーズニングを行うのがいいかもしれません。
タフまるJr.であれば従来のカセットコンロよりもコンパクトですし外でも風の影響を気にせずに使用できるのでキャンプなどにおススメです!

外でやるのが難しい場合は換気扇を(強)で回して実施することをおススメします!
煙が収まったら火を止め冷ます
油を塗って加熱後、白い煙が上がってきますがやがて落ち着いてきます。
煙が落ち着いてきたら火を止めて少し冷まします。
この後、自分の納得いくまで油を塗る工程を繰り返すので冷ましたほうが作業しやすいからです。
水をかけて急激に冷やすとスキレットが割れる危険性があるのでやらないようにしてくださいね。
自分好みになるまで油塗り空焚きする
油を塗って空焚きをする工程を2~3度行うとスキレット自体に油膜がしっかり張って黒光りしてきます。何回やっても大丈夫ですよ♬スキレットは熱くなっているので火傷に注意してくださいね。
私は普段は1度、気が向いたら2度程度やってます。1度でも全然問題ないですよ♪
クズ野菜を炒める

クズ野菜を炒めます。多少焦げ付く程度でやめて野菜くずは捨てます。
野菜くずを炒める理由は、油膜を早く形成させることができること、スキレットに残る鉄臭さを取る効果があるといわれています。
最後に油を塗って冷ませばシーズニング完了!

最後に油を全体に塗ってシーズニングは完了です。
しばらく使わない場合は新聞紙で包み、湿気の少ないところで保管してくださいね。
錆びてしまった場合は?
- 錆びてしまった場合はコンロで強火にかけて錆を焼き切って炭化させます。
- その後、フライパンが冷めたら金属たわしやヘラを使用し焦げをこそぎ落としてください。
- 仕上げに硬いナイロンタワシとクレンザーでフライパン全体を磨いてください。
- 最後はこの記事で紹介しているシーズニング方法を実施して油膜を張ってコーティングしてください。(クレンザーや金属たわしなどでなじんだ油がとれてしまっているため)
まとめ
スキレットを買ってみたは良いものの、お手入れの仕方がよくわからない人もいると思います。
実際、私も最初はシーズニングなんて全く知らず、他の食器類と全く同じ扱いをして洗剤で洗い、シンクに置いて速攻で錆びさせて焦ったことを今でも覚えています。( ;∀;)
シーズニングという工程は初めは面倒だなと思うかもしれませんが慣れてしまえば洗剤で洗うよりも手軽だなと思うのが私の感想です。
特に、キャンプの場面では洗剤を使わずに手入れできるのはメリットかなと思います。
正しく手入れして自分だけの調理器具を育てて、長く使っていきたいですね♬
コメント
割とスキレット何度もさびさびにしてますが、気にせず使ってますwwwww
シーズニング楽しいですよね~´ᴗ`
私も今でこそ錆びさせることは無くなりましたがブラックポット化まではまだまだ長い道のりです。。。シーズニング楽しいですよね!我が家のシーズニング担当は私です笑